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アマラントオペラ
マスカーニ
《カヴァレリア・ルスティカーナ》
サントゥッツァ:森田雅美/トゥリッドゥ:中鉢聡/ロー
ラ:宮嶋明香/アルフィオ:立花敏弘/ルチア:丸山奈津
美/演出・舞台美術・プロローグ出演:ダリオ・ポニッス
ィ/吉田裕史指揮 アマラントオペラ・アンサンブル 同
合唱団
エレクトーン奏者として数々のオペラ公演に参加してき
た海津幸子がグループの代表となり、プロデュースした公
演である。エレクトーン2台に弦7人と打楽器を組み合わ
せた10人編成のアンサンブルは、吉田の指揮でドラマティ
ックな高揚感を適切に表現。歌唱全般にも新鮮な気概が漂
って、オペラ的な豊穣な音色を、小ホールなりに味わうこ
とが出来た。
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演出にも、かなりの創意が発揮されている。舞台美術、
人物の動かし方などを通して、オペラの雰囲気はそれなり
にかもし出され、作品内容を端的に伝えて秀逸。特に、次
第に追い詰められていくサントゥッツァを孤立させず、神
が見守っているというイメージを視覚面で打ち出したとこ
ろに温かい視点がある。ただ、原作にないプロローグを作
り、演出家自ら「太古の天使ゼフィエル」を演じて長いセ
リフを聞かせたことは、この場合、公演時間の調整以上の
大きな意味が観客に伝わったとはいいかねる。人物像をふ
くらますためなら、むしろ挿入芝居は最小限にして、主要
ソリストの表現力をもっと深めさせることが肝要ではない
か。
(5月29日、市川市文化会館小ホール)
関根礼子
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